MS エクセルで欲しいところに罫線を引く方法

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あなたは次のような表を作成するときどのように作成していますか?

そんなの表にしたいセルを選択して「格子罫線」してから項目Aとか項目aのいらない罫線をけしてるよ。
そんなの普通じゃないの。
ハイ、間違っていませんヨ。しかしもっと簡単に必要な個所にだけ罫線を引いてくれる方法があるようですヨ。
ソレにもし項目を追加したり削除した場合にも対応できるようデス。

表作成中にこんな場面に出会ったらどうする?

表作成中に次のような場合罫線を引きなおしたり、削除したりする必要がありますよね。
下の表のように簡単な表ならそれも難しくないしそんなに手間でもありません。

項目bの行を削除した場合、

赤線の部分を削除しなければなりません。

次に項目を新しく挿入した場合は赤線の部分に罫線を引かなければなりません。

くり返しになりますが、この程度の表なら簡単に修正がききます。
しかし、もっと項目数や行数が増えてきて修正箇所が多いと罫線を引きなおす作業って恐ろしく面倒くさいんですよね。

ならば、欲しいところに勝手に罫線が引かれるようにしちゃいましょう

表を作成するときにちょっとひと手間くわえれば、あとは罫線のことなんか気にせず表を作成できちゃいます。
そのひと手間を以下で紹介します。

表の下地を作る

まずは表の囲み枠と縦の罫線を引いておきます。
ここはいつものように罫線を引いておいてください。
※ここでは、わかりやすいように枠線を表示しないようにしています。

条件付き書式を設定する

一番左上の項目(ここでは項目A)の下のセルに条件付き設定をしますので、項目Aの下のセルを選択します。

次に[ホーム]の[条件付き書式]から「新しいルール」を開きます。

新しい書式ルールダイアログが開くので「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選びます。
するとルール内容を編集することができますので、「数式」と「書式」の設定を行います。

ここで入力する書式は「=B4<>””」となります。

  • B4:項目Aの下のセル番号
  • <>:不等号(ノットイコール)。~でなければの意
  • “”:空白の意

つまりB4のセルが空白でなければ書式を適用するよってことですね。

そして条件により適用する書式は罫線になるんですが、セルの上の部分に罫線を引くような書式にします。

書式の設定は[書式]を選択したのち[罫線]タブから下記のように設定します。

これで一つ目の書式設定が終了しました。
この時点で項目Aの下(B4)になにか入力すると罫線が引かれるはずですが、このままではほかの項目箇所に罫線は引かれていませんし、項目aの下(C4)に入力しても罫線は引かれません。

書式設定を表全体に適用する

次に先ほど設定した書式を表全体に適用させます。
[ホーム]の[条件付き書式]から「ルールの管理」を開きます。

書式ルールの設定を「このワークシート」に変更すると先ほど設定した条件付き書式が表示されますので、適用先をクリックします。

続いて、項目Aの下(B4)から表の末尾までを選択します。

すると適用先が変更されました。
変更されたことを確認したら「OK」をクリックしてルールの管理を終了します。

これで表全体に横罫線が引かれたはずです。

まとめ

この罫線を引く方法はまだまだ手を加えることができる要素がたくさんありますが、(大項目に文字が入ったら備考のところまで罫線を引いてしまう。途中に項目No.を自動で書き込むなど。)これだけでも後々の大きな手間を省けるはずです。
ぜひ活用してみてくださいね。

P.S.
今回の表ではセルの結合は行っていません。セルの結合を行わないと気持ち悪いという方もいるかもしれませんが、今回のような表では個人的にセルの結合は行わない方が良いと思っています。
たとえば、中項目や小項目がどんどん増えた場合、大項目はどんどん細長くなっていきます。そのような場合に結合してしまうととても見づらく編集しにくい表になってしまうためです。

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