ソニー生命株式会社の中高生が思い描く将来についての意識調査2017結果を見ていたら、男子中学生の24%、男子高校生の20.8%と、なにやらITエンジニア・プログラマーになりたい中高生が多いみたい。
現役システムエンジニア兼プログラマの僕が、簡単にシステムエンジニアってどんなもんか書いてみようと思ったが、愚痴しか出てこなさそうなので、まとめ記事から妙に納得したものを引用しながら書いてみようと思う。
参考にした記事は
現役エンジニアからみても面白いので、ぜひ見て欲しいなぁと思う。
プログラマが知るべきではない97のことより
この仕様が誰の気分で決まったのか
リリースしたシステムの使用頻度
仕様書はソースから作られる
お客様が何時まで働いているか
休日出勤の手続き
ほうれんそう(放置プレイ、連日徹夜、躁鬱状態)
「今日は順調だから早く帰れるね」という台詞
定時
今年の有給消化日数
「明日まで」の明日が何時までなのか
なんの根拠もない仕様が突然降ってくる。本当に「それ」いるのと聞きたいが、客先からのごり押しで決定してしまったものを覆すには、仕様通りのものをつくるよりも労力がいる。
結局、その仕様通りのものをリリースしても…実際に使用されることはほとんどない現実。しかも、リリース後に大して使うこともない機能の細かい改善を現場で言われるので、結局…ソースベースの仕様書作り。
これは、客先によるかな。無茶苦茶な納期で発注された挙句に仕様の内容も微妙って時は、もちろん客先に問い合わせるんだけど、定時過ぎてると担当者不在なんてことは当たりまえって言うところもあれば、夜中にメールいれても返事が返ってくるところもある。
休日出勤、深夜残業の手続きが面倒くさい。残業の理由?いやいや知ってるでしょ?と
終盤、本当にやばくなってくると間違いなくコレ。でもなんか「俺は自由だぁ!」なんて夜中にテンションが上がる不思議。
そう思えるのは定時の5分前まで。どんなに自分が順調でも他人のトラブルにまきこまれて気づけば24時。とくに連休前は高確率で発生。
「もう24時だし明日にしよう。」明日から連休ですが?僕も出社ですか?てか、すでに今日になってますが…
定時は22時。20時での帰宅は早退です。
有給消化どころか代休が溜まってます。
もちろん23:59までですよ。場合によっては26時。いやさらに翌日の出社時間かな。
プログラマの嫁が知るべき97のことより
切りのいい数字とは 2進数です
片手で 31 まで数えられる
万能じゃない
“パソコン”に強くない
プログラマだからといって Office シリーズに精通してるわけじゃない
あ、その作業は事務のお姉さんの方が得意だと思います
マルチスレッド処理は書けてもマルチスレッド処理はできない
「あと少し」「ほぼ終わり」という言葉が出始めたら、当分終わらないと思え
突然独り言を言い出してもおかしくなったわけではない
23-24時あたりが一番元気
夜中に緊急電話が来たら、翌日からの予定はキャンセルだと思いましょう
「帰る」「帰れる」という単語がアテにならないこと
たまに早く帰って来ても、クビを心配してはならない
「シュミレーション」と言うと怒られるから気をつけろ
以上、以下、未満、より上、より下をごっちゃにすると不機嫌になる
家の予定は旦那指定のグループウェアで共有するべし。口頭での通知だけでは危険
コンビニで「1,024円になります。」「おっピッタリ」
たしかに数えれるけど、「8」のときは手が攣りそうになる。あと「4」はあまり人前でやらない方がいいと思う。
IT系に強いと思ったら大間違い。なんでも知ってると思わないでください。聞かれても陰でググってるんで(笑)
あと、特にWordなんかは事務の方のほうが絶対得意なんで、そっちに聞いてね。
マルチタスク、マルチスレッドはわかるよ。でもね僕の脳ミソは対応してないので処理できません。聖徳太子じゃないんだから。
「あと少し」の定義が違うんだと思う。だって普通のひとより一日の時間が長いんだから仕方ない。
突然ディスプレイに向かって「なんでや~!?」と大声を出したり、ディスプレイ上を指さし確認しながらブツブツ言いだしたとしても正常ですので、暖かく見守ってあげてください。
プログラマーズハイっていうのかな。僕の場合は22時から26時くらいが一番元気だったかな。
いつでも臨戦態勢。時間は関係ない。世界中どこかは昼間だから。電話の内容じゃあてにならない、正しい情報は入ってこない。何日も悩んだ挙句にしょうもない操作ミスだったり、情報伝達ミスは日常茶飯事。
ひとつのことが気になりだすといつも間にか、いろんなことに派生してて時間が足りない。
もしくは、帰ろうとしているときに限ってトラブル発生。
そうだよ。たまに20時くらいに帰ってきたからって大丈夫。クビでもないし体調が悪いわけでもない。ちょっと運が良かっただけだから。
シミュレーションです。あと「コミニュケーション」ではなく、「コミュニケーション」だからお間違えなく。
この区別は重要です。本当に重大なバグになる可能性があるからね。ちゃんと意味を理解して使いましょう。
お願いだから、重要な用事はGoogleカレンダーに書き込んどいて。
プログラマが体験するべきではない50の危険なことより
ケータイの番号を教える
日替わり仕様
テスト完了した資材を顧客都合で導入前日に仕様訂正
ケータイの番号は絶対教えるな!絶対だぞ!夜中だろうが、休日だろうがかかってくるぞ。いまやバイブ音恐怖症だ。ブーブーとなった瞬間ビクッてなる。たいがいが「それ今必要?明日でもいいでしょ。」ことばっかりだけどね。
日替わりとまで言わなくとも1ヶ月前とちがくね?先週とちがくね?後戻りハンパないんですけど。あれだけ時間かけて仕様詰めたのはなんだったのか…
回帰テストって知ってる?ちょっとした仕様変更だからってテストのボリュームが少ないわけじゃないからね。
ちょっとだけ抗ってみようかな
ここまでみてきて闇ばっかりなんで、少しだけいいところも書いてみようと思う。
- いつも同じような生活を送っている同志たちの絆は強い
- 毎日が自己満足の時間
- 周りから尊敬のまなざしでみられることもある
なにかあった時、時間に関係なく助け合える仲間ができた。今はもう離れてしまいましたが、以前一緒に仕事をしていたチームは、会社の中で一番仲が良くまとまりがあり、僕の指示なんかなくても正しく進めてくれる仲間ばかりでした。今は後輩がそのチームを率いて前以上のチームにしてくれてます。
ちょっとしたことでも、自分の思い通りにプログラムが動いたとき。トラブル(プログラム起因じゃなくても)が解決したとき。コンパイルが一発で通った時。「あ~、俺天才」と心の中で叫んでいるときが気持ちいい。
とくにみんながトラブルで悩んでいるときに自分の一言で片付いたときは最高に気持ちいいよ。
たまたまだったとしてもトラブルを解決したときの崇められ方はものすごい!
まぁ、自分でだしたトラブルだと肩身せまいけどね(笑)
これくらいかな。たったの3つって思われたかもしれないけど、この3つだけで十分に釣り合うだけのものはある!と思う。
感じ方は人それぞれかもしれないけど、この記事をみてもSEになりたいって思った人は、きっとすごいSEになれると思うよ。
仕様決めもプログラムも、ひらめきとかそれまでの経験とかが合わさっていいものが出来上がっていくから、成長の終わりもないと思うし探究心が強かったり、いつまでも新しいことをやっていたいって人はSEを目指してみていいと思う。
正直自分はSEになりたいって思ったこともなかったし、大学でC言語の講義を受けたときは「大学卒業したら一生C言語なんかみることないな」なんて思ってたけど、なんとかここまでやってこれたからね。
では、つらかったことを思い出すと涙が出てくるのでこの辺で(笑)
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